香橘寺(こうきつじ)の紹介

初夏の月に照らされた山寺に谷の流れが響き、辺りには橘の妙香が漂うという詩的な名の香橘寺。開創について『四ヶ町村郷土史資料』には、文禄二年(1593年)の開創時には山の西側、現在の白岩寺付近に建立されたとあります。開創当初は大伽藍ではなく小さなお堂であったとも言われています。

香橘寺という寺名は寛永二年(1625年)の『曹洞宗本末寺帳』には「光吉寺静居寺末三石」と記されていますから、開創当初は「光吉寺」と称されていました。寛永年間(1624~1644年)になって、その当時の住職が「橘の木有り、病を癒すべし」という夢のお告げにより「香橘寺」という寺名に変えたということです。

 

 

電話で資料請求、見学予約